1日分の使える予算は2千円に設定され
ており、この範囲でなら使えるのが「ク
リアファイル家計簿」のシンプルで基本
的なルールです。
節約にもなり貯金をしたい場合は、この
1日分の「使える予算2千円」を使い切
るのではなく、少しでも多く残すように
すると、1ヶ月経過後には残った金額を
貯蓄にまわせることになります。
1日分の基本的な予算は決まっている為
その予算以外の余剰金も貯蓄に回せるな
ら、それらの余剰分も貯金として残すこ
とが出来ます。
シンプルな家計簿として管理が出来るか
ら、簡単なルールを守るだけなので決め
られた基本的なルールを守りながら、日
々の生活を過ごすだけで手軽に実践でき
てしまいます。
大まかな概要はこのような感じですが、
家計簿と聞くと、面倒であると感じて敬
遠をしてしまうことも多いと思いますが
通常の家計簿のように項目ごとに記入を
することがなく、ごくシンプルに節約を
出来て管理も簡単な家計簿の方法がある
としたら、実践をしてみる価値はあると
思いませんか?
気軽に家計を管理しつつ節約にも繋がり
貯金をしたい場合でも努力次第で希望を
かなえることも夢では終わりませんから
一度、試してみたくなる魅力的な家計簿
の実践的な方法です。
クリアファイルを活用して、よりシンプ
ルに費やす時間の負担も少なく、一目で
見ることができる「家計の管理」が出来
ますから、通常の家計簿のように記入を
しなければいけない面倒な管理をするこ
とが苦手な方でも、気軽に始めることが
できるのが特徴です。
・クリアファイル家計簿は、記入不要
・1日分の使える予算は、決まっている
簡単にまとめて言うと、これだけですか
ら家計簿をつける時間を作る必要もあり
ません。
このシンプルな、クリアファイル家計簿
を実践することで、節約をしたい方はも
ちろん、節約をして貯金をしたい方にも
効率良く効果を実感できる家計簿の管理
であり「シンプルな家計簿術」です。
クリアファイルを活用した家計簿のやり
方を、お話していきます。
クリアファイルで節約と貯蓄の目標を達成できる家計簿のやり方!
クリアファイル家計簿を実践する場合は
クリアファイルを準備する必要があり、
現金は、千円札が多く必要になります。
クリアファイル家計簿の準備するもの一覧
【クリアファイルの両面使う場合】
(1ポケット2日分)
・クリアファイル20枚程度
・クリアブックの場合は20枚程度ある
もの
上記のどちらかを準備しますが、クリア
ブックがオススメです。
・A4用紙(コピー用紙など)約20枚
程度
※A4用紙を使うことで、クリアファイ
ルを両面使用できるようにします。
※クリアファイル家計簿は1ヶ月単位で
行います。
【A4用紙を使用しない場合】
(1ポケット1日分)
・クリアファイル35枚ほど
・クリアブックの場合は、35枚以上あ
るもの。
上記のどちらかを準備しますが、こちら
の場合もクリアブックがオススメで使い
勝手がバツグンに良いです。
クリアファイルを【両面使う場合】と【片面使う場合】の概要
【クリアファイル両面使用する場合】
(1ポケット2日分)
・単体のクリアファイル20枚ほど
・A4用紙(コピー用紙など)20枚ほ
ど
・クリアブックは、20ポケットほどあ
るもの
クリアファイル(クリアブック)の中に
A4用紙1枚を入れて両面を使えるよう
にする仕切りの役目が、主な活用する理
由です。
通常の単体のクリアファイル片面(1ポ
ケット1日)活用の場合は、1ヶ月分の
必要な日数分(31日分)とプラス数枚
のクリアファイルが必要となります。
表裏を活用するとクリアファイルが1枚
で2日分に使うことができます。
クリアファイルには、中に1枚のA4用
紙(コピー用紙など)を入れて両面を使
えるようにして活用しますから、1枚も
ので単体のクリアファイルであれば、約
16枚ほどとプラスαで余分に数枚は、
あったほうが良いので、クリアファイル
20枚ほどは必要になります。
単体のクリアファイルでは、バラバラで
使いにくいと感じるかもしれませんから
クリアブックタイプのものを活用をする
と一段と管理がしやすくなります。
クリアブックであれば、ファイルの数が
最低20ページある物であれば(1ポケ
ット2日分にする場合)クリアファイル
家計簿として使う事が出来ます。
クリアファイルやクリアブックは、ご自
宅に使ってないものがあれば、それを活
用すればワザワザ購入をすることもなく
節約にもなります。
【クリアファイル片面を使用する場合】
(1ポケット1日分)
・クリアファイル35枚程度
・クリアブック35枚以上のもの
(ポケットが35以上あるもの)
クリアファイルを両面を使わない場合は
1つのポケットが1日分ですから、各ポ
ケットの上部の右端に直接、マジックな
どで日付などを記入するか、付箋やマス
キングテープなどを上部に貼って、それ
に日付などを記入しても良いですし、そ
れぞれで実践しやすいようにしてくださ
い。
月が変わると入れていた現金(1日分の
予算の残り)とレシートは、全て取り出
してリセットして翌月分の現金をセット
(1日ごとに予算2千円を入れる)して
クリアブックなどが壊れない限りは、継
続して繰り返し使いますから両面を使わ
ない、こちらのほうが使いやすくてオス
スメです。
【準備編】シンプルに実践?!クリアファイル家計簿の準備方法と考え方
【クリアファイルを両面使用する場合】
(1ポケット2日分)
①クリアファイル、クリアブックが準備
できたらクリアファイルの中に、クリ
アブックなら各ページの中に、A4用紙
(コピー用紙)などの紙を全てに入れ
ます。
②クリアファイル、クリアブックにマジ
ックなどで直接記入するか、付箋やマ
スキングテープを貼り、1日~31日
までの日付を記入していきます。
記入する場所は、上部の右端などに日
付を記入が最適であり現金を入れても
一目で日付が見えます。
※後続の準備手順は下記の「クリアファ
イル片面使用する場合」の②~⑥を参
照してください。
【クリアファイル片面使用する場合】
(1ポケット1日分)
①準備したクリアファイル、クリアブッ
クの見開きの上部の右上に日付1日~
31日をマジックで直接、記入するか
マスキングテープ、付箋などを上部の
右端辺りに貼って、その上に日付を記
入していきます。
②お米代、特別費なども記入してポケッ
ト作ります。
※クレジットカード、電子マネーなども
使う場合は、各自の判断でそれらのポ
ケットを作成します。
③最初は、月初めの前に1日分の予算2
千円を日付ごとに、全てのポケットに
入れて準備をします。
※継続していくと月末には入れていた現
現金を全て取り出しますから、その時
に翌月分を準備することになります。
⑤特別費、お米代も同様に、翌月分の予
算を決めてポケットに現金を入れて準
備をしておきます。
⑥クレジットカード、電子マネーなどの
キャッシュレスの支払いをする場合は
ポケットだけを作っておき、使用した
場合は、その金額をレシートとともに
入れます。
・クレジットカード、電子マネーに使っ
たお金はどこから出すのか?
と実践をすると悩むかもしれませんが特
別費の中からクレジットカード、電子マ
ネーなどに使用した金額を入れるように
すると管理もしやすくなります。
※レシートがない場合は、メモなどに利
用目的、金額を記入し分かるようにし
てポケットに入れておきます。
※クレジットカードなどは翌月以降に後
払いで支払いをしますから、ポケット
に入れた現金は使った金額の支払いに
そのまま使います。
銀行引き落としですから、ポケットに
入れていた金額は、管理が甘くなけれ
ば支払いの金額になっているはずです
ので月末には、ポケットに入っていた
現金を「引き落とし口座に入金する」
という流れになります。
クレジットカードや電子マネーで使った
金額は基本的には、このような考えで運
用、管理することが把握をしやすく効率
的です。
基本的なルールでは、カード類は使わな
いようになっていますが、どうしてもカ
ード類を使いたい場合の考え方をお話し
しました。
【理解編】シンプル管理?!クリアファイル家計簿の基本的なルール
・1日に使える予算は、基本的には2千
円です。
2,000円×31日=62,000円
やり繰り上手であれば、ランチなどの昼
食代も含めて全てをこの予算で乗り切る
ことができ、更に残すようにすると効果
は、かなり上がることになります。
※1日の予算は、各自の判断で決めるこ
とも当然、出来ますからより良い活用
をすることも無限に出来る方法です。
※クリアファイル家計簿では、基本的な
ルールではクレジットカードなどの使
用は禁止です。
ですが、それが難しい場合もあります
から、使う場合を想定して説明をして
います。
・予算で買い物をしたときには、レシー
トをもらっておきます。
・月の初めまでに1日~31日分を各日
に2千円づつを入れて準備をしておく。
※継続をしていくと月末に残った現金を
取り出し、翌月を準備する流れになり
ります。
・当日に使える1日分の予算2千円のみ
をクリアファイルから取り出して、財
布に入れて出かける。
・1日分の予算とは別に、特別費(特別
支出)として予算を作り、各自で金額
は決めて、クリアファイルに特別費の
ページ(ポケット)を作り入れておく。
※特別費は、通常の生活費とは違い特別
な事で出費が必要なことが出来たとき
に使える予算です。
※交際費、娯楽費、被服費などを一括管
理という考えで特別費ですが、各自で
管理しやすいように、それぞれを分け
て管理しても問題はありません。
例えば、友人や仕事の付き合いで食事
に出かけなければいけないときや、急
な出費で支払いをしなければいけない
こともありますので、そのような時に
使える予算が特別費という考えです。
特別費は、基本的には付き合いなどで
使う事が多いと思いますから、いつ必
要になるか予測もつきにくいものでも
ありますから予算を決めたら、いくら
かは財布に入れておき、レシートだけ
は使ったら貰っておき、夜にでも特別
費のポケットに入れると何にいくら使
ったか金額などを把握しやすくなりま
す。
また、財布に入れておいた金額が使用
してなくなったら、特別費の中から取
りだし、いつ必要になっても良いよう
に財布に入れておけば、いざという時
にも安心です。
※金額は、各自で判断して決めてポケッ
トに入れておきます。
例えば、特別費の予算を5万円と決め
た場合は、5万円をポケットに入れて
おき、特別な出費が必要になった場合
は、このポケットから取り出し使用し
て残った現金はレシートとともに戻し
ます。
・特別費とは別に、交際費のポケットな
ども作成をするのも良く、人それぞれ
ですが管理もしやすくなります。
※特別費は交際費以外のことで使い、友
人などとの食事などの費用は交際費か
ら使うようにすると、管理もしやすく
なります。
・お米代用の予算とページ(ポケット)
を作成する。
お米は必ず必要なものですから、その
の分の予算も決めて専用のポケットを
作成して管理をします。
・月々の支払いなどの固定費(固定出費)
は、水道光熱費など毎月の決まった支
払いです。
固定費は、出来ることなら全て口座引
き落としで管理をすることがベストで
すができない場合もありますから、そ
のような場合も含めて別枠で管理をし
て支出をします。
※基本的に、クリアファイルの家計簿は
1日に使う生活費を簡単に管理するこ
とが目的ですから、固定費は別物とし
て考えることが理想的です。
・クレジットカード、電子マネーなどで
支払いをした場合は、クレジットカー
ドと電子マネー専用のポケットも作成
をしておき、使った金額をクレジット
カード、電子マネーのポケットに入れ
ます。
最近では、電子マネーやクレジットカ
ードでのキャッシュレスでの支払いも
多くなっていますから簡単なのは、こ
のようなものは使わないことが良いの
ですが無理難題であるかもしれません
から、これにもルールを作ると更に管
理がしやすくなります。
※クレジットカードと電子マネーは、同
じポケットでも、別々に分けても、ど
ちらでも問題なく、管理しやすいよう
にしてください。
※各自の状況にもよりますが場合によっ
ては、分けたほうが管理しやすいかも
しれません。
『クレジットカード』
クレジットカードは、基本は後払いです
から翌月などに使った金額は支払いをし
なければいけませんから、別ポケットで
管理をするとクレジットカード分は、ク
レジットカードの支払いにそのまままわ
せば良いだけになります。
『電子マネー』
一方の電子マネーは、基本はチャージで
前払いで支払うことが多いと思いますが
そのような場合は支払いは終わっていま
すから、電子マネー用のポケットに入れ
た金額は、全て貯蓄に回すことが出来ま
す。
しかし、電子マネーのチャージをクレジ
ットカードなどでしている場合は、その
ような考え方は出来ませんので、クレジ
ットカードと同じ扱いになります。
電子マネーのチャージをクレジットカー
ドなどでしている場合は、翌月などに支
払いをしなければいけませんので、この
ような場合であれば、クレジットカード
と電子マネーは同じポケットで管理をす
るほうが効率的であるということになり
ます。
電子マネーとクレジットカードは、個人
で状況が違いますから、管理がしやすい
ように各自で判断をしてください。
【実践編】クリアファイル家計簿の基本的な実践の流れとマインド!
準備は、月末にくらいに翌月分を作成し
ておきます。
①1日の予算2千円を出かける時に、ク
リアファイルから取り出して財布に入
れます。
②1日が終わり帰宅したら、財布から予
算のうちの残った金額をレシートと一
緒に、その日の日付のポケットに入れ
ます。
※帰宅をしたら、面倒だからと財布に入
れたままにすることは良くありません。
本気で、節約をしたいのであれば自分に
厳しくあり徹底的にルールに忠実になら
なければいけません。
そして、帰宅して残金、レシートを財布
に入れたままにしておくことは、お金の
使い方にも表れてくるようになります。
お金の使い方が雑になると良いことには
なりませんし、決めている予算が曖昧に
なり…
やがては続かなくなってしまいますから
目標があるなら尚更、自分に厳しくなり
ましょう。
甘い考えで結果だけを求めるのは、どの
ような成果も生み出すことは出来ません。
やるか、やらないか…
やった者(実践した者)だけが本物にな
りますから、このことを胸に止めてしっ
かり目標を定めて実践と継続をしましょ
う。
また、月末にはレシートと照らし合わせ
て残金が合っているかまで徹底して管理
をすることができると、効果はその分は
更に上がり、改善点も見えて思考と改善
を繰り返すと好循環になり、日を追うご
とに進化をしていくことになるでしょう。
特別費を使ったら、同じように残った金
額は「レシート」か「何にいくら使った
のかが分かるメモ」のどちらかと共に特
別費のポケットに入れます。
※特別費とは別に、交際費などのポケッ
トを作成した場合も同じように管理を
します。
③お米代も同じように別ポケットで管理
をします。
④1ヶ月が終わったら、クリアファイル
に入れておいた残った現金とレシート
を全て取り出して貯蓄などにまわすか
ご褒美として、特別なことに使うかは
あなたの自由です。
⑤そして、リセットをしてまた翌月の現
金を入れて準備をします。
基本的には、1日分の予算である2千円
の残りは全て貯蓄にまわせるお金です。
特別費なども同様で残った現金は、貯蓄
にすることが出来ます。
交際費のポケットも作った場合も、同様
の考えで残った現金は貯蓄にすることが
出来ます。
【キャッシュレス補足】
クレジットカード、電子マネーの場合は
各自の状況で判断して下さい。
クレジットカード、電子マネーの使用し
た金額の支払いが必要な場合は、ポケッ
ト入っている現金は使った金額ですから
そのまま、クレジットカード、電子マネ
ーの支払いに使います。
電子マネーは、チャージを現金で行った
場合は支払い済ですから、このような電
子マネーの場合はポケットに入っている
現金は、貯蓄にも出来ます。
このような場合は、先ほどもお話をした
ようにクレジットカードと電子マネーの
ポケットは別のほうが効率的に把握、管
理をしやすいですね。
最初は、戸惑う状況もあるかもしれませ
んが、すぐに理解をできてシンプルで簡
単に取り入れることが出来る家計簿術で
す。
【応用編】クリアファイル家計簿を生活スタイルに合わせたアレンジ
ここまで、クリアファイル家計簿の「基
本的な考え方」や「方法など」を基準に
お話をしてきましたが、実際にクリアフ
ァイル家計簿を実践していくと疑問や、
効率的でない部分などが見えてくると思
います。
それは、各自それぞれで生活スタイルな
どが細かいところで違ってきますから、
各自の生活スタイルに合った方法にアレ
ンジをし家計簿をやりやすいように「変
化」「発展」させたりすると、より各個
人に合ったクリアファイル家計簿が出来
上がります。
ルールも各自の生活スタイルに合ったも
のに変換をさせることで、よりあなたの
生活に合った家計簿にすることもできま
すから、最初は右も左も分からず、各自
の生活スタイルに合っていない部分も見
えないものです。
まずは、基本的なルール通りに実践をし
てみることで、その先の見えない階段が
見えるようになり、階段を上ることに繋
がります。
そうすることで、今は見えない不便なこ
とや問題点が分かり改善することができ
るようになります。
露呈した不便な部分、問題点は、効率的
になるように新たに、あなただけの決め
ごと(ルール)やスタイルを作り、オリ
ジナルの家計簿にしていくことも十分に
可能ですので一度、実践をしてみること
がとても大切な一歩になります。
是非、あなたに合ったクリアファイル家
計簿を完成させて頂き、より良い活用を
するのも生活に変化を起こせてプラスに
働くのではないでしょうか。
このような考え方はクリアファイル家計
簿だけに限ったことではなく、全てのこ
とに共通することであり、根本的な結果
を出すための思考でもありますから、あ
らゆることに応用することができる考え
方でもあります。
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まとめ
「クリアファイル」か「クリアブック」
を準備して日付、特別費、お米代などを
記入してポケットを作成しておき、それ
ぞれの予算を各ポケットに入れて、その
中のお金を使います。
帰宅をしたら、買い物をしたレシートと
残金をその日のポケット、特別費のポケ
ットなどに戻して翌日には、その日の予
算を取り出して財布に入れて出かける。
月末には、ポケットに入れている残金と
レシートを全て取り出して、残ったお金
は貯蓄などにします。
そして、このときに翌月分を準備してお
金を各ポケットに入れて翌月に備えます。
このような流れで管理をし、繰り返しに
なります。
ここまでお読み頂きまして、ありがとう
ございます。
クリアファイルを活用して家計簿にする
方法は、シンプルであり取り入れやすい
ものですから、是非、活用をして頂けた
ら幸いです。