『きのこ』には、多くの栄養素が含まれ
ています。
多くの種類が存在している『きのこ類』
の中でも『マッシュルーム』について含
まれる栄養素を知りたい場合もあると思
います。
『きのこ類』が生食をできないことは広
く知られていることですが、その『きの
こ類』の中でも少数派である生食をする
ことが出来る『きのこ』であるのが『マ
ッシュルーム』です。
『マッシュルーム』が『生』の場合の含
まれる栄養素を見ていきます。
生の状態と表現をしていますが、基本的
には過熱料理をしても『マッシュルーム』
に含まれる栄養は大きく変動をすること
はありませんから、生マッシュルームで
も『マッシュルーム』そのものに含まれ
る栄養であることは間違いありません。
食感が良いマッシュルーム?!生の状態の秘めた栄養成分が凄い!
♦マッシュルーム生の状態の秘めた栄養
成分一覧
※100gに含まれる成分量
水分 93.9g
脂質 0.3g
灰分(かいぶん) 0.8g
エネルギー 11kcal
タンパク質 2.9g
炭水化物 2.1g
トリアシルグリセロール当量 0.1g
カリウム 350g
カルシウム 3mg
ナトリウム 6mg
マグネシウム 10mg
ヨウ素 1mcg
鉄 0.3g
銅 0.32g
リン 100mg
亜鉛 0.4g
マンガン 0.04mg
セレン 14mcg
モリブデン 2mcg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.29mg
ビタミンB6 0.11mg
ビタミンD 0.3mg
ナイアシン 3mg
パントテン酸 1.54mg
ビチオン 10.46mcg
葉酸 28mcg
脂肪酸総量 0.14g
飽和脂肪酸 0.03g
一価不飽和脂肪酸 微量
多価不飽和脂肪酸 0.1g
n-6系多価不飽和脂肪酸 0.1g
単糖当量 0.1g
水溶性食物繊維 0.2g
不溶性食物繊維 1.8g
食物繊維総量 2g
ミリスチン酸 1mg
ペンタデカン酸 2mg
パルミチン酸 17mg
アラキジン酸 3mg
リグノセリン酸 1mg
ヘプタデカン酸 1mg
ステアリン酸 6mg
ベヘン酸 2mg
パルミトレイン酸 1mg
リノール酸 100mg
αリノレン酸 微量
イソロイシン 95mg
ロイシン 150mg
リシン 110mg
シスチン 18mg
メチオニン 28mg
フェニルアラニン 87mg
トレオニン 100mg
チロシン 41mg
バリン 110mg
トリプトファン 35mg
アルギニン 84mg
ヒスチジン 50mg
アラニン 250mg
アスパラギン酸 140mg
グルタミン酸 330mg
グリシン 98mg
セリン 94mg
プロリン 120mg
アンモニア 94mg
デンプン 0.1g
果糖 微量
トレハトース 微量
マンニトール 1.3g
『万能きのこ』マッシュルームに含まれる優秀な栄養効果!
健康的な生活をしていくには『食』は、
とても大切なことであり、食べることで
必要な栄養を補給することが必要不可欠
ですから、食べるものも偏ることなく多
くの栄養をバランス良く摂ることが大切
です。
マッシュルームに含まれる多くの栄養素
で、特に健康に対する良い影響を期待で
きるものをあげていきます。
♧カリウムが体内で働くことでミラクル
を期待?!
ご存じの方も多いかと思いますが、カ
リウムには『むくみ』を改善すること
を期待できる効果があると言われてい
ます。
もう一つ、効果があると言われている
ことは高血圧の予防にも期待できると
されています。
マッシュルームに含まれるカリウムは
『きのこ類』の中でも上位にくるほど
のカリウムが多く含まれています。
『むくみ』や『高血圧の予防』に効果
があると言われてはいますが、過度な
摂取のし過ぎは逆効果になりかねませ
んので適量を定期的に食べるなど、バ
ランスを意識してカリウムを多く含む
マッシュルームなどを計画的に食べる
ことが健康維持に繋がり摂取した栄養
が健康に貢献をしてくれます。
♧ナイアシンの持つ糖質や脂質を活力に
変えてくれる嬉しい働きぶり?!
ナイアシンは、最近ではよく耳にする
ようになり、どのような栄養なのか詳
しくは分からなくても名前は聞いたこ
とがある方も多いと思います。
ナイアシンは摂取した『糖質』や『脂
質』を『エネルギー』に変えてくれる
働きがあります。
また、摂取した脂質の代謝をUP(促
進)してくれる働きもありますから、
コレステロール値や中性脂肪の数値の
低下してくれることを期待できる効果
があると言われています。
♧ストレスに無縁の生活を実現?!パン
トテン酸の秘めた働きぶりとは?!
マッシュルームに含まれる栄養素の中
でも特に多く含まれているのが、この
『パントテン酸』です。
現代社会で多いストレスに対する耐久
性を上げてくれる働きがあるとされて
います。
ストレスに限らず、栄養素の代謝を上
げてくれるなど各栄養素をサポートし
てくれる働きもある為、積極的に補給
したい栄養素でもあります。
現代社会に多いストレスによる鬱病も
パントテン酸の不足によるものではな
いかとも言われていますから、ストレ
スに対する耐久性を上げてくれるパン
トテン酸が不足することのないように
定期的な摂取をしたいものです。
♧ビタミンB1が改善してくれる?!
最近、集中力がないと実感があるなら
不足かも?!
ビタミンB1を摂取すると『糖質の代
謝』を促進してしてくれますから、よ
り多くのエネルギーに変換をしてくれ
ることを期待できます。
ビタミンB1の代謝促進の働きにより
多くのエネルギーに変換をされると好
循環が生まれ疲労回復の効果も期待で
き、集中力の欠如が気になる方には特
に接種をしたい栄養素でもあります。
また、ビタミンB1を摂取することに
より、脳や神経の働きをサポートもし
てくれますから、集中力の持続にも好
影響を与えてくれることを期待できま
す。
精神的な乱れやイライラする時には積
極的に摂取したい栄養素ですから、精
神的な安定を期待したい場合には必要
な栄養素であり、そのようなことへの
働きを期待できるのが『ビタミンB1』
です。
♧ビタミンB2の魔法により再生促進が
加速し美肌に好影響?!
ビタミンB2は『炭水化物』『タンパ
ク質』『脂質』などの代謝を促進して
くれる働きがあります。
このようなことから、代謝促進により
各細胞の再生を促進してくれることに
繋がりますから成長の一助になる栄養
素でもあり、特に成長過程にある子供
には大切な栄養成分でありますから、
マッシュルームに含まれるビタミンB
2を積極的にとりたいものです。
そして、ビタミンB2には女性に嬉し
い働きも持ち合わせています。
先述のように『炭水化物』『タンパク
質』『脂質』などの代謝を促進してく
れることにより、各細胞の再生の促進
にも繋がるということは、お肌の細胞
の再生にも当然、貢献をしてくれるこ
とに繋がりますから美肌効果も期待を
することが出来ます。
また、ダイエットにも効果があると言
われていることを聞いたことがある方
も多いかと思いますが、身体に余分に
ついてしまった脂質に対しても代謝を
促進してくれますから、ビタミンB2
が働き脂質を燃焼し減らしてくれるこ
とも期待することが出来ます。
♧ダイエットにも効果的?!食物繊維は
思っているより大切な栄養成分!
きのこ類には多くの食物繊維が含まれ
ていますが、マッシュルームにも多く
の食物繊維が含まれています。
食物繊維は、腸内環境を整えることに
は欠かせない栄養素でもありますから
積極的に摂取したい栄養成分です。
また、食物繊維を含む食品(マッシュ
ルームなど)を食べることにより、少
ない量でも胃の中で食物繊維が膨らみ
満腹感を得られますから、食事の量を
減らすことにも繋がり、ダイエット効
果も期待をすることが出来ます。
糖質の消化を緩やかにしてくれる働き
も持ち合わせていますから、血糖値の
急激な上昇を抑え『肥満』『糖尿病』
などの予防にも期待が出来るといわれ
ています。
♧マグネシウムが働くことで体調を維持
に貢献してくれる優れた栄養成分?!
マグネシウムもマッシュルームには多
く含まれていますから、その働きを見
ていくと大切な栄養素であることが分
かります。
マグネシウムの働きは、体温や血圧の
調整をしてくれる働きがあり、骨の正
常な代謝を維持する大切な働きをして
くれるのもマグネシウムです。
まとめ(生食について)
きのこ類は、基本的には生食をすること
は出来ません。
生食をすることで、きのこ類に含まれる
ホルムアルデヒドの影響により何口か食
べていると口の中や舌などに違和感を感
じるようになります。
この、きのこ類に含まれるホルムアルデ
ヒドは広く知られているシックハウス症
候群の原因物質でもあり、強い発がん性
があることから基本的な、きのこ類には
ホルムアルデヒドが含まれているために
きのこ類の生食は危険であると言われて
います。
ホルムアルデヒドは、過熱をすることで
減少をしますから、きのこ類を食べると
きには過熱をすることは基本の調理法で
あるとともに、過熱をすることで椎茸な
どに含まれる旨味成分もより多くなりま
すから、理にかなった知識が一般的にな
っていることが分かります。
そのような、きのこ類の中でもマッシュ
ルームは生食でも食べることが出来ます。
よりマッシュルームの旨味を引き出した
い場合は、ほかのきのこ類と同様に過熱
料理をすることで旨味を増大することに
も繋がります。
ここまでお読み頂きまして、ありがとう
ございます。
マッシュルームはサラダなどに入れて生
食もすることが出来ますが、より美味し
く食べる為には、やはり過熱料理で美味
しく味わうことがベストではないでしょ
うか。