料理は毎日しますが、料理をする為に欠
かせない道具の一つがフライパンです。
使わない日がないと言えるほど使用頻度
も多いフライパンですが、そのフライパ
ンの正しい洗い方をご存知でしょうか。
もし、間違った洗い方をしていると料理
をするときに大切な道具の一つであるフ
ライパンを使える期間を、短くしてしま
っているかもしれません。
少しでも長く、フライパンを使うために
も毎日、気持ち良く美味しい料理を振る
舞うためにも一度、フライパンの洗い方
について知っておくことは、大切ではな
いかと思います。
では、そのフライパンの正しい洗い方を
お話をしていきます。
料理上手はフライパンの洗い方も素晴らしい?!
料理に使う事が多く、ほぼ毎日使うフラ
イパンですから長年、料理をしていると
交換頻度も多く、買い換えるスパンが短
いことを気にするようになり使い方が良
くないから寿命を短くしてるのかな…
などと、考えたことがある方もいるので
はないでしょうか?
フライパンの使い方、洗い方が間違って
いると問題なく使える期間も短くなって
しまいます。
焦げ付きが多くなったり、料理がフライ
パンにすぐに付いてしまって、せっかく
の料理も気持ち良く作れない…
など、ストレスにも繋がってしまいます。
そのようになってしまったフライパンは
洗うときにも、食品がフライパンに付い
てしまっていますから、洗うときにも苦
労することになります。
そのようなことになる場合は、洗い方や
使い方が間違っていることも考えられま
す。
そんなフライパンですが、材質による種
類がたくさんありますね。
フライパンの材質の種類によって洗い方
などが違いますので、そのフライパンに
適した洗い方をしてあげないと、寿命を
短くしてしまうことになります。
一般的なフライパン材質の種類
・鉄製(スキレット)
・フッ素樹脂加工(テフロン加工)
・ステンレス製
・セラミック加工
・チタンコーティング
他にもありますが一般的には、このよう
な種類がフライパンにはあります。
フッ素樹脂加工(テフロン加工)、チタ
ンコーティング、セラミック加工などは
表面にコーティングを施されていますか
ら、そのコーティングを剥がすような使
い方をしてしまうと、当然、食品が付き
やすくなったり焦げ付きになってしまい
ます。
長く使いたくても、そのようになってし
まうと新しいフライパンに買い換えるし
かなくなってしまいます。
このような、コーティングをされたフラ
イパンは表面に加工されているコーティ
ングを剥がさないように、柔らかいスポ
ンジで洗うことが大切になってきます。
また、鉄製(スキレット)、ステンレス
製のフライパンは丈夫で扱いやすいので
すが、食品の焦げ付きやすいものですか
ら使用後のフライパンが熱いうちに洗剤
を使わずに洗い流すと良いです。
固いスポンジなどを使用して、こすり洗
いをしてしまうと傷が付いてしまいます
ので、気をつけることが大切になります。
料理道具!フライパンの洗い方は使う「たわし」を間違ってはいけない
基本的に、フライパンを洗うときに使う
ものは柔らかいスポンジのみで、材質に
もよりますが、洗剤を使って洗えるフラ
イパンは洗剤も使います。
たわしを使う事で表面のコーティングを
剥がしてしまいますから、基本は使う事
を避けないといけません。
たわしを使う場合は、間違っても「アル
ミのたわし」「金属製のたわし」などの
固いたわしは禁物で、避けるべきアイテ
ムです。
万が一、たわしを使う場合は、一般的に
「亀の子たわし」と言われているような
比較的に「柔らかいたわし」などを選び
表面のコーティングを傷つけないものを
選んで使う事が大切です。
重曹を使うと洗いやすくなる
①料理が終わって、熱いうちに(冷める
前に)フライパンに重曹を振りまきま
す。
②そして、キッチンペーパーや新聞紙で
拭き取るだけで大体の汚れは取り除く
ことができ油も吸い取ってくれるので
あとは簡単に洗うだけです。
テフロン加工のフライパンの場合、洗う
ときはフライパンが冷めてから洗うのが
基本ですが、熱いうちに洗ってしまう方
もいるかもしれません。
そのような場合は、フライパンの寿命が
短くなってしまいますが重曹を振りかけ
て拭き取ることで、ほとんどの汚れを拭
き取れ、油も重曹が吸い取ってくれます
から洗うのも簡単に済ませることができ
ます。
鉄製(スキレット)やセラミック製のフ
ライパンの場合は、洗剤を使わずに洗う
ことが基本ですが、重曹を使うことで洗
いやすくなります。
油も重曹がある程度は吸い取ってくれま
すから、油を流す量も少なくなり環境に
も配慮ができてしまいます。
調理時のフライパンに油を入れるタイミングで寿命がかわる?!
フライパンで料理をするときに、油を入
れるタイミングで長持ちをするか短くな
るかが、多少でも影響をすることをご存
知でしょうか?
料理をするときには、油を使うことが多
いものですが、フライパンの材質によっ
て違ってきますが本来は、油を入れるタ
イミングというものがあります。
【鉄製フライパンの場合】
フライパンを熱したあとに油を入れる。
【フッ素樹脂(テフロン)など加工もの】
フライパンを熱する前に、油を入れる。
フライパンの場合は「から焚き」をする
ことは良くありません。
「から焚き」をすることでフライパンの
形が変形することもあり、熱伝導が弱ま
り熱のムラなどに繋がってしまいます。
フライパンに水気が残っている場合など
では、熱して水気を飛ばしてから油を入
れている方もいると思いますが、水気が
気になる場合、キッチンペーパーなどで
拭き取るかフライパンの「から焚き」を
あまりしない程度であれば大丈夫です。
フライパンの基本の洗い方!鉄製(スキレット)の場合
鉄製(スキレット)のフライパンを、ご
使用の場合の基本的な洗い方です。
洗剤は、使わずに洗うのが鉄製の場合は
基本です。
①料理の後のフライパンが熱いうち(冷
める前に)油汚れなどを拭き取る。
拭き取る時は、キッチンペーパーや新
聞紙を使って汚れを拭き取ります。
②汚れを拭き取ったら、フライパンをお
湯か水につけてスポンジで優しく洗い
ます。
※このとき、洗剤は使いません。
③洗った後にフライパンをお湯で洗い流
し水気を軽く切ってから火にかけます。
強火で、フライパンを加熱して水分を
飛ばします。
④水分が蒸発したら火を止めて、フライ
パンを冷ましたら完了です。
鉄製のフライパンは、フッ素樹脂加工
(テフロン加工)などのフライパンに比
べ急に冷やしても問題はなく、急激な温
度変化にも強いものです。
洗剤を使わずに洗うことで油が馴染み、
天然のオイル加工になり焦げ付きなどを
防止してくれます。
フライパンの基本の洗い方!フッ素樹脂加工(テフロン加工)の場合
フッ素樹脂加工(テフロン加工)の場合
は、表面にコーティング加工がされてい
ますから、表面の加工が剥がれてしまう
と焦げ付きや食品がすぐにくっついてし
まうようになりますので、コーティング
を剥がさないように洗うことが大切です。
①料理後のフライパンが熱いうちに(冷
める前に)キッチンペーパーや新聞紙
を使って、食品汚れと油汚れを拭き取
ります。
冷めてしまうと、油や汚れが固まって
取りにくくなってしまいます。
※このときに、重曹を振りまいて拭き取
ると更に洗いやすくなります。
②フライパンが冷えてから、スポンジと
洗剤を使って優しく洗います。
フッ素樹脂加工(テフロン加工)のフラ
イパンの場合は、急激な温度変化に弱く
コーティングが剥がれてしまう原因にな
りますから、フライパンが冷めてから洗
うようにすることが大切です。
フライパンの基本の洗い方!ティファールの場合
ティファールの場合もテフロン加工がさ
れていますから、フッ素樹脂加工(テフ
ロン加工)の場合と同じ対応になります。
急激な温度変化に弱く、料理後のフライ
パンが熱いうちに洗ってしまうと急激な
温度変化にさらされますから、その時に
表面のコーティングに悪影響を与えてし
まいます。
寿命が短くなってしまいますから、早く
洗いたい気持ちは分かりますがフライパ
ンが冷えてから洗いましょう。
①料理後のフライパンが熱いうちに(冷
える前に)食品汚れと油汚れをキッチ
ンペーパーや新聞紙で拭き取っておき
ます。
※このときに、重曹を使う場合は重曹を
振りかけてから拭き取ります。
②フライパンが冷めてから、洗剤を付け
てスポンジで優しく洗います。
フライパンの基本の洗い方!ステンレス製の場合
ステンレス製のフライパンをご使用され
ている場合、ステンレス製は表面に焦げ
付き防止の為に、フライパンに油をなじ
ませている場合があります。
鉄製のフライパンと同様に、油をなじま
せて使うフライパンです。
そのために、洗剤を使用して洗ってしま
うと焦げ付き防止で表面に付けている油
を流してしまうことになりますので、洗
剤は使わないことが基本になります。
①料理後のフライパンが熱いうち(冷め
る前に)に、食品の汚れと油汚れをキ
ッチンペーパーや新聞紙で拭き取りま
す。
※このときに、重曹を振りまいて拭き取
ると、より洗いやすくなります。
②拭き取りが終わったら、お湯をはって
スポンジで優しく洗っていきます。
※洗剤は、使いません。
③自然乾燥で、乾かします。
焦げ付きが出来てしまい落とせなくなっ
た場合は、お湯か水にしばらくつけ置き
をします。
そして、使うのはアクリルのスポンジを
使用して落としていきます。
アクリルのスポンジであれば、ある程度
強くこすっても、ステンレスに傷を付け
てしまうことがないので安心です。
アクリルとは毛糸で出来たスポンジです。
フライパンの洗い方の基本!セラミックの場合
フライパンがセラミックで出来ている場
合は、フッ素樹脂加工のものと同様で温
度変化に弱い為、料理後にフライパンが
冷めてから洗うことが基本になります。
①料理後の熱いうちに(冷める前に)キ
ッチンペーパーや新聞紙などで、食品
汚れや油汚れを拭き取ります。
②フライパンが冷めてから、洗剤とスポ
ンジを使って優しく洗います。
③水気が残らないように、拭き取りをし
て完了です。
※最後に水気を残さないように拭き取り
をする理由ですが、セラミックのフラ
イパンの場合はコーティングの下に穴
が開いています。
水気である水道水が残っていることで
水道水に含まれている、カルキ(次亜
塩素酸カルシウム、石灰のこと)と呼
ばれる成分が開いている穴に入ってし
まい、フライパンを傷めてしまう原因
になる可能性があるためです。
まとめ
フライパンの洗い方は、基本的に「たわ
し」を使う事なく、スポンジを使用して
洗うことがフライパンの長持ちにも繋が
ります。
たわしを使う場合は「アルミのたわし」
や「金属製のたわし」は避けるべきもの
です。
料理後のフライパンが冷める前に、キッ
チンペーパーや新聞紙で食品汚れや油汚
れを拭き取る。
※フライパンが冷めてしまうと油汚れな
どが固まってしまい、簡単に拭き取る
ことが出来なくなってしまいます。
温度変化に弱い、フッ素樹脂加工(テフ
ロン加工)などのフライパンの場合は、
拭き取り後にフライパンを冷ましてから
スポンジと洗剤で優しく洗う。
鉄製のフライパンの場合は、洗剤は使用
しない。
拭き取りの時に、重曹を振りまいて拭き
取ると更に洗いやすくなります。
ここまでお読み頂きまして、ありがとう
ございます。
フライパンの洗い方を間違っていた場合
は、長く使うためにも正しい洗い方を取
り入れると料理も、更に楽しいものにな
るかもしれませんね。
生活の向上の為の、一助になれることが
幸いです。