お家の掃除をするときには、場所や物に
よって最適な洗剤などを使い掃除をする
必要があります。
また、洗剤にしても選択肢が多くありま
すから人それぞれの好みや考えが影響を
してくるものですが、消毒用エタノール
を掃除に使う場合もあります。
お家の掃除をするときに、消毒用エタノ
ールを使うには、そのままでも使うこと
は出来ますが、基本的には掃除に最適な
濃度に水で薄めて使うことが安全であり
効率的に活用をすることができます。
最適な濃度に薄めて掃除に活用すること
が基本ですから、消毒用エタノールを水
で薄める方法を、お話していきます。
基本の使い方!消毒用エタノールを水で薄めて掃除に活用しましょう
消毒用エタノールを掃除に使う時の基本
的な使い方は、そのまま原液で使うので
はなく、水で薄めて使います。
消毒用エタノールを水で薄めて「アルコ
ール水」を作ってから掃除に使います。
消毒用エタノールの良さを最高に良い状
態で掃除に活用出来る濃度に水で薄めて
使います。
その濃度は約35%~40%にした「ア
ルコール水」を作ります。
このくらいのアルコール濃度にすること
が重要なことです。
この濃度より高くなると通常では使えな
い素材(家具などにニス、ワックス塗ら
れている物)は、アルコールの濃度が高
いと溶けてしまいますが、アルコール濃
度35%~40%程度にすることで、そ
のような素材にも使うことが出来るよう
になります。
逆に、アルコール濃度35%~40%よ
り薄まる(低い)とアルコールの効果が
なくなってしまいます。
この濃度のアルコール水が最適で掃除に
アルコールの力を最も活用出来る濃度で
あり、まさに「魔法のアルコール水」と
呼んでも良いかもしれません。
他の強い洗剤などの場合は、二度拭きを
必要としますが、アルコールは揮発性が
ありますからアルコールが残ることがあ
りませんから「二度拭き不要」で利便性
が良い優れものです。
準備編!掃除に最適な濃度のアルコール水の作り方
【最初に】
消毒用エタノールを使う場合は、使い方
を間違うと危険なことにもなる可能性が
ありますから、取り扱いには注意をしま
しょう。
次の章で注意することとして記述をして
いますから、一度、確認をして安全に活
用をして頂けたら幸いです。
【入れる順番に注意】
水で薄めて「アルコール水」を作ります
が、アルコールは先に入れてしまうと容
器を傷めてしまいますので、水を先に入
れるようにして順番を守って下さい。
【準備するもの】
・料理用のカップ
(計量用)
・空のスプレーボトル
(アルコールに対応したもの)
・消毒用アルコール
(消毒用エタノール)
『消毒用アルコールについて』
一般的に店頭(ドラッグストアなど)に
並んでいる物は「消毒用エタノール」と
表記されて、内容量500mlなどで販
売されています。
「消毒用アルコール」でも「消毒用エタ
ノール」でも基本的には同じもののこと
です。
『料理用カップについて』
料理用のカップで水と混ぜると、分量が
一目で分かり作りやすくなります。
後述する濃度が最適な為、分量は守って
下さい。
『空のスプレーボトルについて』
掃除用のアルコール水を入れる為のスプ
レーボトルを準備するときは、容器が傷
むことが考えられますから「アルコール
可」「アルコール使用可」など表記があ
るアルコールを入れることが出来るもの
を準備して下さい。
スプレーボトルがあると、作ったアルコ
ール水を入れて掃除に使うと掃除が、は
かどり便利です。
【アルコール水作り方】
①料理用のカップに、水を110ml入
れます。
※先ほども説明をしましたが、容器が傷
む為、必ず先に水をカップに入れて下
さい。
②次に、水を入れたカップの中に消毒用
エタノール(消毒用アルコール)を、
90ml入れて合わせて200mlに
なるようにします。
この濃度がアルコール約35%~40
%ですので、掃除には最適のアルコー
ル水になります。
③水と消毒用エタノール(消毒用アルコ
ール)をカップに入れ混ぜたら「エタ
ノール水」の完成です。
④出来た「エタノール水」を、空のスプ
レーボトルに入れて掃除に使います。
※スプレーボトルは、アルコールに対応
したものにして下さい。
とても簡単に、水で薄めて「エタノール
水」を作ることが出来ます。
危険性あり!消毒用エタノールを使う時に注意することを確認しよう
【引火性あり】
引火性がありますから、火気に近づける
と、とても危険です。
【揮発性あり】
揮発性がありますから、使用をするとき
は喚起を十分にしてから掃除をしましょ
う。
【ゴム手袋着用】
使用頻度が多い場合、直接、触れている
と手が荒れることがありますから、お肌
が弱い場合などは特に、ゴム手袋を着用
すると安心です。
【使えない素材】
アルコールが使えない素材の物もありま
すから、そのような物への使用はしない
ように注意をして下さい。
アルコールの濃度が高いものを掃除に使
用した場合、家具、家電製品などの表面
のコーティングなどを傷めてしまうこと
があります。
例えば、家具ではニス、ワックスなどが
塗装してある物は、濃度の高いアルコー
ルを使うとニス、ワックスなどが剥がれ
てしまうことが考えられます。
特に、アルコール原液のままであったり
アルコール濃度が高いもので、このよう
な素材(アルコールで溶ける素材など)
に使用をしますと素材を傷めたり、溶け
たりしてしまいます。
先述した最適に作った「アルコール水」
であれば、このようなことを回避するこ
とができ安心して使うことができます。
【アルコール対応のスプレーボトル使用】
スプレーボトルに入れるときは、アルコ
ールは溶解する作用がありますから、ア
ルコールに対応していない容器では溶け
たり傷めてしまいますから、スプレーボ
トルが「アルコールに対応」をしている
ことをよく確認してから、購入などして
使いましょう。
アルコールに対応してあるスプレーボト
ルであれば、アルコール水を作って入れ
て保存もできますから便利です。
魔法の力を得た消毒用エタノール?!基本的なアルコール水の活用法
先ほど、説明した濃度に水で薄めて「ア
ルコール水」を作ったら掃除に使ってい
きます。
掃除に作った「アルコール水」を使用す
るときは、対象に直接、スプレーするの
ではなく雑巾やクロスなどにスプレーを
してから拭き掃除をします。
ナチュラル洗剤の一つであるアルコール
ですが、あまり脚光を浴びていない印象
がありますが実際は、利便性が非常に高
く重宝するものです。
消毒用エタノールは、医療でも使われて
いますから安全性は信頼ができるもので
家庭でも、安心して掃除に使うことがで
きます。
アルコールは、油汚れにも強く油を溶解
することができますから、油汚れのある
ところにも活用出来ますので思っている
以上に使うことが多くなります。
水気が使えない物や場所にはアルコール
水が最適です。
揮発性があり、アルコールが残ることが
ありませんから二度拭きの必要もなく掃
除もはかどりとても便利です。
【畳、絨毯(じゅうたん)】
畳や絨毯(じゅうたん)は、通常の水で
は拭き掃除をすることが出来ませんが、
アルコールであれば揮発性がありますか
ら絨毯(じゅうたん)の気になる汚れが
あれば拭くこともできます。
畳の日常のお手入れ(掃除)にもアルコ
ール水で拭き掃除をすることで、いつも
キレイな畳を維持することもできます。
【電化製品】
キッチンにある電化製品など、水を使う
と故障する可能性のあるものには、揮発
性のあるアルコール水で拭き掃除をすれ
安心してキレイにすることができ、とて
も便利です。
冷蔵庫の中のお掃除にも活用をすること
が出来ます。
テレビなどのリモコンやコンセントなど
にも活躍します。
※テレビやパソコンのモニターには、使
用しないように注意して下さい。
モニターを傷めてしまう可能性があり
ます。
【食器、調理台、食卓など】
食品を扱う所には、油汚れも多くありま
すから汚れを落とすこともでき、除菌効
果もある為、アルコール水が活躍します。
【押し入れ、収納場所など】
湿気を嫌う場所、カビが生えやすい場所
である押し入れやクローゼットは水気を
使うと湿気が溜まりやすくもなりますが
揮発性があるアルコール水であれば、そ
のようなことを気にすることなく拭き掃
除をすることができます。
【油汚れやカビが生えやすい場所】
アルコールは、油汚れを落とす力もあり
カビを防ぐことにも活躍をします。
除菌効果もありますから、拭き掃除にプ
ラスして、そのような効果も得ることが
できますから便利で使わない理由がない
と思えるものです。
まとめ
ドラッグストアなどで販売されている原
液の「消毒用エタノール」の場合は、ア
ルコール濃度が約80%と言われていま
す。
そのままの状態で掃除に活用をすると、
素材によっては傷めてしまいますが、掃
除に活用する為に最適なアルコール濃度
である35%~40%の濃度にした「ア
ルコール水」を作り掃除に活用すること
で、通常では使うと傷めてしまうもので
も使うことができます。
また、この濃度より薄めて(低く)なっ
てしまうと効力が失われてしまいますし
高すぎても家電製品、家具などの表面の
コーティングを傷めてしまうことがあり
ます。
消毒用エタノールを掃除に使う場合の基
本は、水で薄めてアルコール濃度を35
%~40%に薄めたものを作り「最適な
濃度にしたアルコール水」を掃除に使い
ます。
ここまでお読み頂きまして、ありがとう
ございます。
掃除に最適な濃度にしたアルコール水は
思ったより活用できるシーンが多く便利
なものですから、今後は活用をして頂け
ると幸いです。