気づかない人もいるかもしれませんが、
美味しくて人気のあるアボカド。
店頭に並んでいるところで「アボガド」
と表記をしている場合もあります。
疑問に思うと気になるものですが「アボ
カド」と「アボガド」はどちらが正しい
のでしょうか？
混在をしている「アボカド」と「アボガ
ド」の発音は、どちらが正しいのかにつ
いて、お話していきます。
買い物中に「アボガド」の表記？！「アボカド」とどっちが正しいの？
農林水産省では、アボカドとアボガドの
発音に関しては販売者に任せていますか
ら、どちらで表記をしていても問題はな
いようです。
「アボカド」でも「アボガド」でも同じ
ものであり、正式にどちらが正しいのか
は、英語表記をすると正解が分かります。
「avocado」
英語で表記をするとこのようになります。
「ca」になっていますから、正しい発音
は「アボカド」が正しいことになります。
日本では、アボカドが正しい発音であっ
ても、アボガドでも浸透をしているため
インターネットで検索するときに、どち
らで検索をかけても情報を調べることが
出来ます。
どちらが正しい発音であるかはあります
が、基本的にどちらを使っても問題はな
いようですが、正しい発音を知っている
人の前で「アボガド」と言ってしまうと
突っ込みが入りそうです。
日本語では、このように紛らわしい発音
のものが多くあります。
使っていて、どれが本当は正しいのか分
からずに使っている場合もあり、気づい
ていないこともあると思います。
例えば、バドミントンですがバトミント
ンという場合もありますが、正しいのは
「バドミントン」です。
骨折をしたときにするギプスがあります
が、ギブスという場合もあり正しいのは
「ギプス」です。
服などにつけるバッジがありますが、バ
ッチと言うこともありますが、正しくは
「バッジ」です。
シミュレーションという言葉があります
が、これをシュミレーションと発音をし
ている場合もあり、文字にすると気づき
やすいですが口頭であると意外と気づく
こともなく伝わってしまいます。
正しい発音は「シミュレーション」です。
雰囲気という言葉がありますが「ふんい
き」や「ふいんき」ということがありま
すが正しいのは「ふんいき」です。
このように、どちらが正しいのか紛らわ
しく間違えやすい発音の言葉は多く存在
をしていますから、もしかすると、知ら
ずに間違っている言葉を使っていること
もあるかもしれません。
恥ずかしい思いをする前に、一度普段か
ら使っている言葉を気にしてみるのも必
要かもしれませんね。
アボカドとアボガドの２つの発音が存在する理由
「アボカド」と「アボガド」のどちらが
言いやすいかを考えたら、すぐにどちら
が言いやすいか分かると思いますが、言
いやすいのは「アボガド」ではないでし
ょうか？
そのことから、本来の正しい「アボカド」
が「アボガド」と言われるようになった
と言われています。
また、アボカドが日本に輸入をされて今
日に至るまでの歴史が浅いことも関係を
しているのではないかと言われています。
アボカドが輸入をされた当初から、昭和
４０年代頃までは、アボカドという名称
ではなく「鰐梨（わになし）」と呼ばれ
ていました。
鰐梨（わになし）と呼ばれていた理由は
アボカドの皮を想像してみて下さい。
アボカドの皮が、ワニの模様に似ている
ことから鰐梨（わになし）と呼ばれてい
ました。
日本に、輸入をされてから現在までの歴
史も浅く定着をなかなかしなかったこと
が影響して、アボカドとアボガドの発音
の違いもできたのではないかとも言われ
ています。
アボカドとは野菜ではなく果物！追熟すると美味
アボカドは、美味しい果物で料理のアレ
ンジも多くあり使い勝手も良いことから
近年では、料理に使う方も多くなってい
ます。
アボカドは、野菜のように思ってしまう
こともあるかもしれませんが、果物です。
しかし、果物のように食べることが出来
る果物的な野菜という立ち位置にあるの
がアボカドという事実もあります。
アボカドは日本では、醤油と合うため薄
くスライスして刺身のように生食でシン
プルにワサビ醤油につけて食べることも
多く、オススメです。
アボカドの実は、木に実っているときに
は熟すことはなく収穫後にしばらくおい
て追熟させることで、美味しいアボカド
になります。
店頭で販売されているものは固いものが
多く、食べ頃にするには追熟をさせると
美味しく食べることが出来ます。
追熟のさせ方は簡単で、常温で放置をし
ておくだけで自然に熟して美味しくなり
ます。
見分け方は、見た目では表面が黒っぽく
なりますがアボカドの品種によっては、
追熟しても緑色のままの品種もあります。
そういう場合は、アボカドの「表面を軽
く指で押して確認をする」と「少しだけ
柔らかくなっている場合は食べ頃」であ
ると判断することが出来ます。
常温で追熟をさせる最適な温度は、２１
度程度が最適な温度です。
２７度以上や４度を下回ると「表面が変
色」してしまいやすくなります。
また、アボカドには３系統で１０００品
種以上があると言われています。
想像以上に種類が多いことに驚きますが
日本で一般的に販売をされている品種は
「ハス種」と呼ばれる種類です。
このハス種の特徴は、アボガドの皮が分
厚いことから長距離の輸送にも耐えれる
品種であり、熟すと表面の色が黒く変わ
る品種で目視で食べ頃を判断しやすいこ
とから、日本では「ハス種」が多く流通
しています。
アボカドの１０００種ほどの多い種類の
中で、このような特性をもった品種は少
なく、多くある品種の中で販売する為に
適している「長距離輸送に耐えれる皮の
分厚さ」と「食べ頃の見分けが付けやす
い」この「ハス種」が多く栽培をされて
います。
アボカドは、基本的には日本での栽培に
は向いていませんが多くあるアボカドの
品種の中で、日本でも栽培が出来るもの
があります。
栽培をされているアボカドの品種は「ベ
ーコン種」「フェルテ種」と呼ばれる品
種です。
これらの品種は「熟しても色が黒くなら
ないもの」ですが、日本で多く流通して
いる「ハス種」よりも味は良く上である
と言われています。
栽培は、少量ではありますが温暖で比較
的に温かい地域の南九州、和歌山、高知
で栽培されています。
まとめ
アボカドとアボガドの正しい発音は、
英語表記をして確認をすると、一目瞭然
で判断をすることが出来ます。
英語で「avocado」ですから、正しいのは
「アボカド」になります。
紛らわしい言葉は、アボカドに限らず多
くありますが出来るなら、間違った言葉
を知らずに使っていて、指摘をされて恥
ずかしい思いをすることは避けたいもの
ですね。
ここまでお読み頂きまして、ありがとう
ございます。
生活の向上のための一助になれると幸い
です。
